“SNAP ‘St.Peter and Paul Cathedral’ @St.Petersburg” (後編・首座使徒ペトロ・パウエル聖堂)

別名ペトロパヴロフスキー大聖堂。
サンクトペテルブルグ市内の「ペトロパヴロフスク要塞」にあるロシア正教会の聖堂である。
「ペトロパヴロフスク要塞」とは1700年に始まった「大北方戦争」の過程でスウェーデンからの侵攻を防衛するためにピョートル1世の命令で建設された星形要塞。
北海道の「五稜郭」を思い出す。

***

ピョートル1世以来の皇帝と皇后の殆どが埋葬されている墓所としても有名で、
ロシア革命で亡命した最後のロシア皇帝ニコライ2世もここで眠っている。
歴代皇帝の墓所としてそれに相応しい荘厳な装飾が印象に残る礼拝堂であります。

市内で一番高い122mの金色の鐘楼が目立つ要塞内の教会。
ピョートル1世(大帝)の棺。203cmの「大巨人」が眠る場所。献花が絶えない特別な存在。
棺上には「八端十字架」がデザインされている。
暗殺されたアレクサンドル2世と皇后の棺。他と全く異なるデザインで異彩を放つ。
雨のネヴァ川とエルミタージュ美術館を臨む。
最後は地元の土産店に『強制送迎』であります。
典型的な土産品をご紹介する。
ロシア土産の代表格が「マトリョーシカ」。
ジョン・レノンからマドンナが出て来る?
マトリョーシカ人形に家族向けや個人向けの即席写真を挿入すれば新たな商品になる気がする。
無事にクルーズターミナルに戻ってきた。ここで出国手続きを行う。
余談だが、旧共産諸国ではパスポートの最後の頁から出入国のスタンプ押印するのをご存知だろうか。
見つけ易いのが理由だと思うが、自分も日本での出入国印は同様にお願いしている。

今までお願いした頁への押印を断られたのは唯一ロンドンの入国審査だけであった。
曰く、『君に指図する権限はない!』
MSCに負けず劣らない豪華客船の「セレブリティ」も停泊中。
7日間クルーズで『連泊』しているMSCポエジア。愛着が湧く『仮の我が家』だ。
サンクトペテルブルグ市内にかかる虹の橋。
ロシアという馴染みが薄い国を無事に出発することが出来て安堵のひと時。
丸一日があっという間に過ぎてしまったが、濃密なる記憶の一ページとなった。
次は最後の寄港地となるドイツのキールです。

(2023/7/16公開)3950

ゼンマイオヤジ

ゼンマイオヤジ

2023年になっても愛機ラジオミールがゼンマイオヤジを離さない。
でもロレもオメガもセイコーも、フジもライカも好みです。
要は嗜好に合ったデザインであればブランド問わず食いつきます。
『見た目のデザイン第一主義、中身の機械は二の次主義』

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4 Comments

  1. 鈴木隆浩

    ロシアの歴史と重厚感、ものすごく伝わるブログですね。
    レノン以外にもビートルズメンバーのマトリョーシカがあったら全部買っちゃいそうです。
    家族向けのアイデア、GOOD。

    1. ゼンマイオヤジ

      マトリョーシカ人形は不思議とロシア以外では見かけませんね。これも全て隣国製かと思いきや、今でもロシア国内で手作り生産されているようです。日本ではペット狙いで赤ちゃんから成犬(猫)までの写真を入れて作ればヒットの予感がしますが、駄目かなぁ~

  2. 鈴木隆浩

    家族のマトリョーシカ、売れると思いますよ。
    ネットで、家族(ペットでもなんでもいいのですが)のおじいちゃんとおばあちゃんの写真、息子娘などの子供たちの写真、そのまた子供たちや孫の写真というふうにデータ送信してもらって、それをマトリョーシカに印刷かけて、家族とか一族などのオリジナルマトリョーシカにするっていうのが結婚式などではバカ売れしそうに思います。
    ぜひ、tommyさん、チャレンジしてみてはどう?ヾ(´^ω^)

    1. ゼンマイオヤジ

      その人の生涯の写真でも良いかも知れませんね。

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