“SNAP ‘RoundTower’ @Copenhagen”                             (欧州最古の天文台訪問記)


【400年前に出来た欧州最古の現役の天文台】
時計好きの観点からコペンハーゲンのランドマークと言えばここ。
『欧州最古の天文台』こと『ラウンド・タワー(ルンデターン)』に他ならない。

***

現地名、”Rundetaarns”(=Round Tower)は1642年に完成。
約400年も前に建造されたとは思えない美しいデザインの『現役の天文台』である。
レンガ造りの高さ36m、直径15mの特徴は何と言っても螺旋状の通路。
これでグルグル、最上階近くまで歩いて行き、最後は狭い螺旋階段で屋上に。

天文台、と聞くとすぐさまスイスの時計精度コンクールを連想しちゃうのは、
時計好きとしての性(サガ)であるが、自覚症状があるだけマシだろう。
イタリアの「ピサの斜塔」の雰囲気も感じてしまうのは自分だけではあるまい。
タワー外見のデザイン、色調、街中とのマッチングも含めて可也得点が高い。
適度な高さと言い、高所恐怖症の方にも優しい必見の『観光タワー』であります。

【参考】ラウンド・タワーの公式HPはこちら: Visit Us – Rundetaarn

周囲の目抜き通りからも屋上の天文台が一目でわかるランドマークタワーだ。
小雨と北欧の街は良く似合う。
入場料は大人40DKK。EURO通貨ではない。約800円相当だ。(1DKK≒約20.3円)
教会の建物に隣接(連結)している。
隣接する教会の屋根。遠くを見るとやはり「尖塔」が多く目につく。


そして、屋上に辿り着くと36mにしては中々の眺め。
コペンハーゲンには高層ビルも少ないので、景色を楽しむにはこれで十分。
そして天辺の天文台部分は、まさに『オメガの裏蓋メダル』と同じで、
何故かワクワクしてしまうところがオタクっぽいと言われても二の句が継げない。

螺旋式の石畳は、まるで「ピサの斜塔」や、ブリューゲルの絵画「バベルの塔」をも連想するくらい、中世の雰囲気タップリで、その昔には王族は馬車で登ったそうだ。
コペンハーゲンではMUST-TO-VISITの候補地としてオススメしたい。

港湾にはクルーズ船も見える。Cマークはイタリア船籍で有名なCOSTA。
明日からはいよいよバルト海クルーズの始まりだ。
【余談】ブランド名のSKAGENは、デンマークのユトランド半島最北端に位置する町、スカーゲンに由来する。

(2023/6/23公開)3431

ゼンマイオヤジ

ゼンマイオヤジ

2023年になっても愛機ラジオミールがゼンマイオヤジを離さない。
でもロレもオメガもセイコーも、フジもライカも好みです。
要は嗜好に合ったデザインであればブランド問わず食いつきます。
『見た目のデザイン第一主義、中身の機械は二の次主義』

おすすめの関連記事

2 Comments

  1. 鈴木隆浩

    時計好きもここまで徹底的とは、本当にすごいです。
    私なんて、ただ高級時計を眺めるだけレベル止まりです。(ー ー;)

    1. ゼンマイオヤジ

      欧州の名所旧跡では意外と時計関係のオブジェや逸品に巡り合えます。そうでなくとも街中の時計屋とかも色々とあるので蛇の道は蛇ですね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です