“SNAP COPENHAGEN@DENMARK”                              (コペンハーゲンでフォトウォーク)

【「バルト海クルーズ」に乗船する為にコペンハーゲンにやって来た】
今回から数回にわたりバルト海諸国をSNAP撮影で巡りたい。

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乗船前の前日にコペンハーゲン入りした。幸い、天候にも恵まれて8月の爽やかな気候の中で市内散策する。日本と違い北欧の夏は気温も湿度も低いので大変に凌ぎ易い。下の写真からも分かるように8月でも観光客は上着や長袖姿が多い。
コペンハーゲンは北欧独特なこざっぱりとした街並みで、尖塔が目立ち、港沿いも非常に美しい。「北欧のベニス」と呼ばれるのはスウェーデンのストックホルムだが、このコペンハーゲンは「ミニチュア・ベニス」と言っても良い程だというのが個人的な感想。

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コペンハーゲンは小さな街だが、デンマークの政治的中心地であると同時に、建築・文化・芸術の都でもある。見どころ満載なので1日では到底見切れない。出来ればのんびりと数日間滞在して、チボリ公園やローゼンボー宮殿などを巡り、北欧の夏の夜長を愉しむゆとりが欲しい場所である。その為には今回滞在したアパートメント式ホテルがとても快適なのでオススメだ。

アンデルセンの童話に基づく「人魚姫」の像。「世界3大ガッカリ像」の一つとも言われるが、
背景の工業地帯、黒山のひとだかり、
などが理由だろうか。
人魚のサイズが小さいとも言われるがこれ以上大きいと逆に興覚めだろう。
良く見ると中々風情がある。
但し、時期によっては人魚姫も「海外遠征」で不在となるらしいので要注意。
運悪く人魚姫に逃げられた人はお土産で我慢。

H.C.アンデルセン(1805-1875)も愛したチボリ公園。
H.C.アンデルセン宮殿を見つめるアンデルセンの銅像はH.C.アンデルセン大通りに面している。
チボリ公園は夏場のみ開園しており、冬場は閉鎖されるのが北欧らしい。
1843年に開園した世界で最も古い遊園地として有名。
ウォルトディズニーがディズニーランドの手本にしたとも言われる元祖テーマパークだ。

そう言えば国内に「倉敷チボリ公園」がかつては存在していたのが懐かしい。
新しい港という意味のニューハウン/NYHAVNはコペンハーゲンの美しい港町。
小洒落たレストランやブティックが立ち並ぶ観光名所でもある。
本物と見間違うばかりのレゴの模型もニューハウンがモデル。正にこの感じだ。
海と運河と調和のとれた古い建物の対比の光景はコペンハーゲンの名物だ。

コペンハーゲンは「尖塔」の街でもある。どこを見てもフォトジェニック。
クリスチャンボー城 ~ Christiansborg Palace
デンマーク王室が使う他に、政府の迎賓館としての役割もある。
同時に国会や内閣府、最高裁判所も構えるデンマークの中枢施設である。
一か所集中でリスクコントロールは大丈夫なのであろうか、と余計なお世話だが気掛かり。
デンマーク王室が利用するレセプションホールは豪華絢爛。
「騎士の間」ではデンマークの歴史が織り込まれたタペストリー展示が圧巻の豪華さを誇る。
デザインが現代調でもあり、色調の豊富さや図柄が非常にユニークで見ていて飽きない。
巨大なシャンデリアはヴェネチアン・グラス製
この青空にダブルデッカーの赤が映える澄み切った空気もヒンヤリとして気分爽快。
コペンハーゲンは「世界一の自転車都市」として有名なのをご存知だろうか。
自転車が日常生活に浸透しており、「自転車インフラ」が充実している。

コペンハーゲン市の統計(2018年)によれば通勤・通学の49%が自転車だという。
雪が少ないとはいえ強風の真冬でも自転車利用者は変わらない、というのも凄い。
2人以上の子供がいる家庭の1/4がこうしたカーゴバイクを所有している。
街中でも良く見かけるのでこの数字にも納得してしまう。
コペンハーゲンの銀座であるストロイエ通り/Strøgetにあるご本家レゴショップ。
1934年創業で「よく遊べ」を意味するデンマーク語「leg godt」から社名をLEGOとした。
知ってた?
オヤジマネキンとは恐れ入った。
コペンハーゲンの銀座・ストロイエ通り/Strøget
今回の宿はキッチン付きのアパートメントホテル。
場所は市庁舎広場やチボリ公園からも近い”Ascot Apartment”
簡単な調理も出来るのでヨーロッパ滞在では便利だ。イタリアやパリ、ロンドンでも愛用している。
外食の代わりにレストランでTake-outして部屋でくつろぐのも一興だ。
コペンハーゲン市内を眺めながら飲む地元デンマーク産のTUBORGは実に美味い。

(2023/6/19公開) 3341

ゼンマイオヤジ

ゼンマイオヤジ

2023年になっても愛機ラジオミールがゼンマイオヤジを離さない。
でもロレもオメガもセイコーも、フジもライカも好みです。
要は嗜好に合ったデザインであればブランド問わず食いつきます。
『見た目のデザイン第一主義、中身の機械は二の次主義』

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2 Comments

  1. 鈴木隆浩

    コペンハーゲンは妻の従姉妹が住んでいるという話で、私たちの当初の新婚旅行はコペンハーゲンを予定していたんです。しかし、イラク戦争が始まったため、取りやめとなり、時期をずらしてロンドンの新婚旅行へと変更になった経緯があります。
    コペンハーゲンをこのように見るのは初めてで、やっぱりいきたくなりました。
    ミニチュアベニスという命名も素晴らしいなと思いましたが、本当にフォトジェニックなところですね。
    カーゴバイクも知らなかったですが、なんだか欲しくなりました。

    「コペンハーゲン市内を眺めながら飲む地元デンマーク産のTUBORGは実に美味い。」

    これ、是非やってみたいです。(*>ω<)b

  2. ゼンマイオヤジ

    奇しくも鈴木さんのブロンプトン動画と自転車繋がりになりましたがコペンハーゲンの自転車天国には溜息です。欧州は別にして地元産のビールが世界中で美味くなったのは近年の話で、一昔前は飲めないビールも少なくありませんでした。良き時代になったものです。夏の北欧は気候も快適でゆったりとした時間が流れる素敵な土地ですね。

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