持論だがビールと生コンの鮮度は工場から半径50km圏内が『旬』である。
と言う訳で喉が渇いたのでビール工場へ行ってきた。
そうすれば美味い生ビールがたっぷりと飲めるだろうという勝手な思惑からだ。
結論から言えば、そんな短絡的思考はドンピシャの正解であった。
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国内のビール工場を訪問するのは実に半世紀ぶりだ。
小学生当時、都内北区に「キリンビール東京工場」があった。
夏休みに期間限定で工場見学が開催されたのだが、見学者にお土産として配られる南部鉄製の「麒麟」を模した栓抜き欲しさに3~4回は訪問した記憶がある。今でもオークションで見かけるが、実に可愛らしくも重厚な麒麟の栓抜きだ。毎回自転車で自宅から東京工場まで「通った」のであるが、工場周辺にはビール特有の臭気が漂っており、小学生にはとても良い香りとは無縁の記憶が今でも強烈に残っている。まさか大人になってからそんなビールをこよなく愛することになるとは誰が想像できたであろうか。しかし、小学生がビール工場を見学しても面白くもなんともないので、毎回、見学コースには加わらずキリンジュースを飲んで、麒麟の栓抜きをもらって帰ってくるのだ。何とも厚かましい小学生であり、それを許してくれた当時の環境にも感謝している。
時が経ち1976年リリースのユーミンの名曲「中央フリーウェイ」の歌詞にも「左はビール工場」が登場するが、そちらは「サントリー武蔵野工場」である。この頃から自分の意識の中でビール工場のイメージも変化し始めた。そう、ちょうど自分も大学生となり生意気にもビールを飲み始めた頃であった。大人になると何時しか子供の頃の純粋な感性と引き換えに麦酒の世界に入り込むわけだが、これが世に言われる『悪魔のトレード』の第一幕となるのである。
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閑話休題。
京都方面の下り新幹線が名古屋駅を出発して2~3分もすると「右手にビール工場」が見えてくる。それが今回紹介する「キリンビール名古屋工場」だ。JR枇杷島駅から送迎バスに乗り込み工場見学に参加して来た。昔と違ってビール工場に到着しても「無臭」であり、あの思い出の「東京工場の臭い」は何もしなかったのは少々寂しい。
短時間では全部飲み干すことが出来なかったが、久々のビール工場見学は非常に新鮮で満足できる内容であった。キリンビール名古屋工場見学の申し込みはコチラからどうぞ。キリンでは名古屋以外でも工場見学を通年開催しているのが凄い。
さて、国内ビールメーカーの紹介を終えたところで、今後、海外のビール工場の紹介も順次行う予定。乞うご期待。
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(2023/5/22公開)2900 ※ブログ内容は適宜、加筆修正しています。
美味いビールを無料で呑める上に、ビール製造のうんちくまで聞けて、さらに脳みそまで、
うまさを感じとれる状態に仕立てた後の、格別なビールは、本当に素晴らしい判断の行動ですね。
私も恵比寿あたりに繰り出そうかな。o(*>▽<*)o
日本のビール製造会社のパイオニアとして、そして巨大なる装置産業のリーディングブランドとして至れり尽くせりで流石の見学会でありました。でもビールは無料では飲めませんよ。参加費用は500円ですが、まぁ、タダ同然みたいなものですけど♪
何度行っても見る工程は変わらないですが、毎回いいですね、キリンの工場見学!
前は無料で、暇があれば年数回行ってました。
近郊だとアサヒビールの工場見学もあります。
会社によって気合の入れる場所の違いがわかって面白いです。
すみません、今確認したらアサヒは名古屋工場の見学、やってませんでしたm(__)m
キリンでは通年開催中なので、是非アサヒにも復活して欲しいですね。