“SNAP BANGKOK 2018”(バンコクでフォトウォーク)

もう5年前になるが久々のタイ旅行を写真と共に回想してみる。
当然ながら、この世にコロナという厄介者が登場する前の真夏であった。
スワンナプーム国際空港(バンコク)は世界中から到着した旅行者で溢れかえり入国審査では長蛇の列。

今回の機材は:
LUMIX GM5/211g+M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6/155g
CASIO Exilim ZR400 24-300mm F3.0-5.9/205g
Fujifilm XP-50 28-140mm F3.9-4.9/175g

ご覧の通り3機種ともに超小型軽量モデル。GM5は世界最小註1の一眼ミラーレスであるが、3台ともに携帯性、機動力に富んでいる。街中SNAPと防水性を意識した構成とした。SNAPでは威圧感を与えないステルス性こそが重要。周囲に溶け込んだ撮影には配慮したい。『軽さは正義』と良く言われるが、換言すれば『軽さは立派な機能』ということだ。この辺がハイスペック競争の影に隠れた重要な要素だろう(勿論、重量自体は数字にも出てくるが)。もう一つ付け加えるならカメラの『箱型デザイン』も私的五感に訴える重要な要素である。

***

腕時計はLonginesコンクェストダイバーズとSEIKO5のFCバルセロナモデルにNATOを装着した耐水・耐汗仕様を選択。高温・高湿度のバンコクでは腕時計も軽量防水でカジュアルなモデルが向いている。海外では安全面からこれみよがしの高額時計は控えるべきだろう。

交通渋滞が有名なバンコク市内の移動では極力BTS(スカイトレイン)を活用して行動半径を広げることにした。タクシーの値段はさほど高くはないが、朝夕のラッシュタイムでは時間が読めないので極力避ける方が無難だ。

(註1)2014年10月1日時点の EVF搭載レンズ交換式デジタルカメラとして。今でもこの小ささはLUMIX GF10以外では類を見ないサイズだろう。21/25mmの外付けファインダーは装着するだけでも気分が上がる。

XP50は「5m防水」「1.5m耐衝撃構造」「-10℃耐寒」「防塵」の4つのタフネス機能を搭載。
ちょっとしたカメラ版G-SHOCKというところだ。
中部国際空港から出発。雲一つない青空が如何にも日本の夏。
LUMIX GM5+M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
タイ航空の機内食。昔と比べるとエコノミーの食事も随分と良くなった。完食。
約6時間のフライトでスワンナプーム国際空港に到着。大混雑の入国審査を終えてやっと出たところ。

当時、一眼カメラとしてはGM1、GM5、X-E2の3台を保有していたが、持参したGM5はGM1と並んでマイ勝負カメラであった。構図や諸々の設定を気にせず、ノーファインダーでも即座に撮れること。シャッターチャンスと感じた瞬間に電源ONしてシャッターを切ることに集中できることが重要だ。今、久々に写真を見ても超広角側は18mm相当ということもあり画面に情報が氾濫しているが、そんなことを気にもせず、目の前の光景を捉えることに専心した。色味もややPOP調を多用したようだが、それもバンコクの猥雑な街中には似合っているかも知れない。

将来、再度バンコク訪問の機会があればもう少し彩度を落として人々の表情等を拡大して切り取る絵柄とすることも試みたい。その時には多分、M11とX-Pro3やGM1あたりが『同伴候補』となりそうな気がする。X-Pro3でF1.4の50mm相当でも撮りたいが、元来の広角(&甲殻類)好きなのでパースがキツ過ぎないワイドアングルだけは外さない積りだ。

LUMIX GM5+M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
慌ただしいバンコク市内では全てAFモードのカメラ任せだ。
稀にAFが追い付かないこともあるが、『荒れブレボケ』こそSNAPの醍醐味。
細かい事にはとらわれず大らかな気持ちで楽しみたい。
その意味で瞬間を切り取るSNAPでは小型軽量のGM-5は最高のスナップシューターと化す。
LUMIX GM5+M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
LUMIX GM5+M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
今回は2泊3日で滞在ホテルはThe Westin Grande Sukhumvit
ホテルで過ごす時間も海外旅行の楽しみの一つだ。
タイのビールはどれも美味い。5~6種類を飲み比べるのも良いだろう。
持論だがビールと生コンは製造地から半径100km圏内が一番の『旬』である。
大好物のチキンライスは4~5回は食べた。到着後も近くのフードコートで調達したが飽きない。
LUMIX GM5+M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
ホテル部屋にあるフルーツはランブータン(上)とロンガン(下)。
共にライチっぽい甘い味わいで特にロンガンは好みだ。
朝食は日本の新聞を見ながらくつろげる。これがアジア滞在の良さでもある。
ホテルのプールは中々快適。朝も午後もひと気は殆ど無かった。
FinePix XP50 28-140mm F3.9-4.9
LUMIX GM5+M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
LUMIX GM5+M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
LUMIX GM5+M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
今回トゥクトゥクには乗らなかったが、一度は経験しても良いだろう。料金は交渉制。
LUMIX GM5+M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
LUMIX GM5+M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
バイク宅急便やバイクタクシーが数多く目に付く。
LUMIX GM5+M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
TAXIのダッシュボードにはこうした光景が多くみられる。流石の仏教国であるが衝撃時の飛散が怖い。
LUMIX GM5+M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
LUMIX GM5+M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
LUMIX GM5+M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
LUMIX GM5+M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
LUMIX GM5+M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
LUMIX GM5+M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
BTS(スカイトレイン)の駅にて。
LUMIX GM5+M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
スイス鉄道駅の時計と似ている。ホーム上の乗降ゲートも安心感がある。
LUMIX GM5+M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
中東からのこの旅行者は恐らくクウェート、UAE、オマーンあたりからと推測。
LUMIX GM5+M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
LUMIX GM5+M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
炎天下の王宮周辺。
LUMIX GM5+M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
LUMIX GM5+M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
LUMIX GM5+M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
LUMIX GM5+M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
LUMIX GM5+M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
全長46m、高さ15mの金の涅槃仏(ねはんぶつ)@ワット・ポー
LUMIX GM5+M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
LUMIX GM5+M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
LUMIX GM5+M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
LUMIX GM5+M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
LUMIX GM5+M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
LUMIX GM5+M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
老舗の『カリプソキャバレー・バンコク』を見学。
場所はチャオプラヤー川沿いのアジアティーク・ザ・リバーフロント内にある。
華やかな衣装を身にまとった美しいパフォーマー達による歌あり踊りあり笑いありのキャバレー・ショーは約1時間ほど。

タイに行ったら一度は見ておきたいナイト・エンターテイメントのひとつ。
LUMIX GM5+M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
昔、パリで観たムーランルージュを思い出した。感動すること間違いなし。
LUMIX GM5+M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6

(2023/3/1公開)   ※ブログ内容は適宜、加筆修正しています。

ゼンマイオヤジ

ゼンマイオヤジ

2023年になっても愛機ラジオミールがゼンマイオヤジを離さない。
でもロレもオメガもセイコーも、フジもライカも好みです。
要は嗜好に合ったデザインであればブランド問わず食いつきます。
『見た目のデザイン第一主義、中身の機械は二の次主義』

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4 Comments

  1. 鈴木隆浩

    いやぁ〜、海外旅行に行きたくなりました。やっぱり旅行は人間として必要なことだと思います。
    ロンジンのダイバーやセイコーもかっちょ良い。
    それにGM1もブラック1台、私も持ってます。四角くて小型は、共通に魅かれる部分なんですね。
    GM5も現在2台持ってますが、M11買ってから出番が全くなくて仕舞いっぱなしですよ。
    デジタル1眼はちょっと前のEM-1マークⅡがありますが、超望遠つけて、
    孫の運動会のときくらいしか出番がないです。
    全く使ってない初期のデジタルオリンパス EP2もまったく使ってないです。
    ルミックスとオリンパスのレンズも結構ありますが、どれもM11買ってから、しまいっぱなし。
    マップカメラに売りに行こうかと悩み中。
    水中用はオリンパスTG6、これは夏場の孫との海では大活躍です。
    フィルム機は当然のことながら、眠ってます。
    OM2が白黒1台ずつとニコンFM、レンズももうカビとかやばいかもです。(._.;)
    GM1およびGM5は、起動も早くて、速写できる名機だと私は思っています。

    でも、やっぱM11の機械的魅力は優っちゃいます。(^_^;)

    フジは使ったことないなぁ〜。

    GMに外付けファインダー、これもかっこいいです。こういうこと、やりたくなるカメラですね。

    しっかし、何度もお写真拝見していると、私もGM使ってた時は、こんな感じに撮ってたなってつくづく
    感じってます。
    ほとんどノールックで、気楽にさくさくやってました。
    M11だと、なかなかこんなふうにはできないんです。
    即効性のあるバンコクらしい鮮やかな色彩溢るる良い写真、いっぱいでしたね。
    本当に楽しいスナップありがとうございます。

    1. ゼンマイオヤジ

      凄いカメラ&レンズ資産ですね。思い入れの塊だと思いますが断捨離世代としては少々悩ましいですね。今回のSNAPは広角ばかりでスマホっぽい写真となりましたが、好きなものを好きなように撮ることが基本だと思います。しかし別に作品撮りしていないとは言え、今見るとなんだかなぁ~、という印象が拭えません。そんな感想と次への課題を確認しつつ今回の公開に至りました。ご覧頂き有難う御座います。

  2. 鈴木隆浩

    ちなみにですが、おすすめのダイバーウォッチありますか?
    一時期はチューダーブラックベイ58を買おうの思ってたのですが、
    銀座の直営店ではぜんぜんなくて、諦めているうちに、買わないままと
    なっています。
    使い方は夏場の海とかで使いたいのと、時折、ジェームスボンドっぽく、
    スーツに合わせたりもしたいのですが、サブマリーナは行き過ぎだし、
    (高いし、なかなか無いし)、マジ海使いだと、高級すぎはちょっととも
    思ってて、捜しているのですが、おすすめあったら教えてください。
    セイコーのプロスペックスの復刻辺りはどうですけね?

    1. ゼンマイオヤジ

      SEIKO PROSPEXはどれも間違いがありません。あとは好みのデザインと駆動方式(QTZ/機械式/ソーラー)と予算次第でしょうか。個人的には世界中で絶賛されるSEIKO REF.SKX007Jはオススメですが、どうやらDISCONみたいで、amazon見ると10万以上。昔は2~3万位だったのでビックリです。旧ブログでも紹介していますのでコチラもご参考まで: http://tokeihakase.g2.xrea.com/2013divers.html 時計の選択はピンキリのモデルがある中で、やはりカメラ同様に自分の嗜好に合ったデザインが一番ですね。正直、限られた機能面はどれも大差ありませんので。今、自分が海に行くとすればG-SHOCK GBX100と今回ご紹介した青金コンビのLongines(QTZ)、そしてSEIKO SKX007Jを持参します。

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