【昭和生まれには懐かしい響きの「南極観測船ふじ」】
2代目の南極観測船として知られる「ふじ」の素性は砕氷艦であり自衛艦である。
専用の巨大電気推進式ディーゼルエンジンを初搭載し、1965年から18年間、南極との間を往復した。その任務を終えた現在では、名古屋港で「南極観測船博物館(Fuji Antarctic Museum)」として余生を送っている。
『オレンジ色の憎いやつ』。
100mの巨体が名古屋港でもひときわ目立つ存在であります。
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【X-Pro3はカメラ業界におけるユニコーンだ】
ウォーターフロントでは海風に吹かれるだけでも心地良い。
この場所は名古屋水族館や眺めの良いポートビル等が集まった文化的なベイエリアであり、名古屋における観光スポットとして一見の価値があるだろう。
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今回はX-Pro3にXC16-50mmF3.5-5.6で撮影。
トヨタ・プリウスが世界中で批判を浴びた後、今では掌返しで世界中がハイブリッドのプリウスの良さを見直したように、X-Pro3のハイブリッドビューファインダーは画期的な発明であり、カメラ業界のユニコーンだ。X-Pro3を使うとライカM11が使いたくなる。そしてM11を使うと更にX-Pro3の良さを痛感する。X-Pro3とM11は相思相愛の存在で一生手放せない。下世話な表現で恐縮だが、自分にとって両者は「ニコイチ」の存在。それも、どちらもユニコーン同士というのが素晴らしいではないか。
X-Pro3は僕にとっての『愛用品遺産』認定機種であります。
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【XCズームレンズ雑感】
今回利用したレンズは35mm換算で24~75mmまでの常用域をカバーする手動式のズームレンズだ。廉価版のXCレンズではあるが、なかなかどうして、その写りはXFレンズにも引けを取らない「味」を出すレンズだと感じている。
巷では画角に迷わない単焦点レンズが良いとか、ズームレンズの利便性を賛美する声などの不毛な二者択一議論が永遠に続いている。「ズームレンズは捨てなさい」などと言う本のタイトルをまさか鵜呑みにする読者はいないと思うが(註)、好みで使えば良いだけ話。世間の雑音に惑わされることなく、そんな議論をする暇があれば一枚でも多くの写真撮影を愉しんだ方が良いだろう。
註)著者の赤城耕一さんによれば「鵜呑み読者」も少なくないようで戸惑いのご様子。
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何といってもXCレンズの利点は「軽量」であることだ。
58mm径フィルターにライカ調のアルミ製フードを装着しても228グラム。
素材には軽量プラスチックが多用されており、マウント部分までが硬質プラスチック製ではあるものの、「軽薄短小主義者」としては何の文句も無い。材質のチープ感と軽量をトレードオフにすることは常套手段であるが、そのレンズの全体デザインと使い勝手と画質に不満がない限り筆者に迷いは生じない。
スナップ時には如何にして「機動性=軽量」を確保するかで「SNAP歩数」も決まってくる、と言うのが持論であります。
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(2024/3/1公開)25960 ※ブログ内容は適宜、加筆修正しています。