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もう、かれこれ20~30年前のことになる。
このボトルデザインに憧れて3本の”dunhill Old Master”を購入した。
説明するまでもないが単式蒸留器ことPot Stillを模したデザインである。
真紅の蜜蝋で刻印された意匠にも当時、非常にシビレタ。勿論、今も。
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1本目は知人へ贈呈した
2本目は日本から手土産として持ち込んだUAEドバイ空港で没収された(25年前)
3本目が何故か今日まで保管されてきたのである
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いや、『何故か』ではない。確信的に保管してきたのだ。
このボトルデザインには昔も今も『垂涎』である。
その為に出し惜しみというか、長年、手付かずであったのだが、そろそろそれも潮時。
1980年代に香港で購入した”DUNHILL MILLENNIUM WATCH”を立会人として、
本日、そのコルクを開けた。
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コルク式のCAPはねじった瞬間に脆くも朽ち落ちた。
特段、それには驚かないが、コルク栓が朽ち落ちるまで長年の間、
開栓しなかったことに対する自責の念が多少なりとも湧いたことは否定できない。
ともあれ、コルクは腐れど中身は朽ちないOLD MASTERを今宵、愉しんでいる。
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『立会人』の”DUNHILL MILLENNIUM”はミドルサイズ。
ケース径32mmは今となっては女性向けのサイズであろう。
さすがに当時でも32mm径は小さかったが、40mm径以上の時計も正気の沙汰とは思えなかった。
80年代とはまだまだそんな時代であった。
エルプリが入った同シリーズのクロノグラフモデル40㎜径だけは良い雰囲気であったのだが、
結局、我が手元に来るまでの縁は無かった。
このdunhill三針時計は悲しいかな、今では投げ売り同然の価格で流通しているが、
自分にとっては思い出が詰まった愛用品。
このボトル同様に、朽ちても枯れず。
これもまた我が人生の伴侶、であるのだ。
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(2023/2/19公開) ※ブログ内容は適宜、加筆修正しています。

私は父の形見でダンヒルのガスライターありますが、
tommyさん、いろんなの、すごいです。
ダンヒルって歴史・ブランドとしては申し分ありませんが、日本ではちょっと浮いている感じがします。リシュモングループにいるので時計とかも偶に話題になりますが、そろそろテコ入れが必要でしょうかね。どうしてもレディス向けのイメージが弱い気がしますけど、これは『宿命』かも知れません。