【他人には勧めたくない甘美で危険な香りが漂うビーチリゾート】
インド洋に面したケニアのモンバサMombasaは、アフリカ東部でも有数のビーチリゾートであることはあまり知られていない。
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先に紹介した「ジーザス要塞」という世界文化遺産はあるが、その他の名所旧跡と言える観光地は正直少ない。モンバサ島内の旧市街を散策するのも良いが、そこはアフリカである。治安状況と防犯を考えれば今のご時世では安易にぶらつく訳には行かない。
そこで今回は折角のビーチリゾート地であれば、幾つかのリゾートホテルを訪問して、どのような施設となっているのかを探索してみた。
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選択基準は事前に厳選した三ッ星クラス以上で、モンバサ市内に至近のCreekside hotelと、インド洋に面したリゾートタイプの合計4ホテル。限られた時間内に効率よく回れることも重要な選択条件となった。
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【Creekside Hotel】
その名の通りcreek(入り江)に面して、眺めの良いホテルだ。
砂浜がある訳では無いが、高台にあるので景観は抜群。ここのテラスレストランで味わう食事も昼夜共に解放感がたっぷりで心地良い。
モンバサ本島へ至近距離という場所柄、旅行者で溢れかえることもなく、ビジネスマンも利用するホテルであり、City Hotelとリゾートホテルの中間的な立ち位置にある。中庭にのプールは小さめだが、解放感と入り江の景色の良さは中々のもの。
因みに、モンバサ島内のホテルはどれも家々に囲まれた安めのビジネスホテルやバジェットホテルが多く、治安上からもおススメはしない。
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【THE REEF HOTEL】
ここからはビーチに面した本格的なリゾートホテルとなる。
このThe Reef Hotelは広大な中庭の中心にあり、海をも眺望できる巨大プールやテニスコートも完備する3星ホテルだ。広々とした南国特有の中庭を散策するだけでも気分爽快だ。インドネシア・バリ島のホテルを連想してしまう。調度品はイスラムとスワヒリ文化をミックスさせたようなエキゾチックな雰囲気があり、如何にも南国熱帯地方らしい開放感溢れるムード満点。
必要にして十二分なリゾートホテルと言えるだろう。
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【SAROVA WHITESANDS BEACH RESORT &SPA】
こちもビーチ沿いの広大な敷地を有する本格的な5星ホテルだ。
4つの屋外プールを持ち、文字通り白い砂浜に面した美しいビーチには観光用のラクダも待ち構えている。物売りや勧誘も多いことから、ホテル内のプールサイドででのんびりと読書三昧、スイミング三昧で気兼ねなくリラックスするひと時は至福の時間だろう。
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【SERENA BEACH RESORT &SPA】
今回滞在したのがこのホテル。
こちらも広大なトロピカルガーデンに囲まれた5星ホテルで、屋外プールは勿論、白い砂浜に面するビーチフロントのロケーションは言うことなし。広々とした部屋には、蚊帳に囲まれた大型ベッドがあり、これがまた何ともリゾートを感じさせる。
中庭のテラスで地元産のビールでくつろいでいると、猿が多いことに気付いた。
自然が豊かな熱帯地方では猿のエサも豊富と思われるが、こうした猿の前では携行品が盗られぬように要注意だ。勿論、野生の猿にエサを与えたり触れることは厳禁である。
屋内レストランでも落ち着いた広さと過不足ない応対を満喫できた。
ホテルスタッフとの会話を通じて最新のローカル情報を仕入れたり、何よりも彼等との会話自体を楽しむことが出来るのは旅人の特権であり、ささやかな息抜きにもなるひと時だ。
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(2023/12/07公開) 15953 ※ブログ内容は適宜、加筆・修正を重ねています。
またまたすごいリゾートですね。すごいところばかり行かれていて毎回驚きです。
どこも思い出いっぱいだと思いますし、
それをこのように共有していただけることに大変感謝しております。
コメント有難う御座います。感謝の類は不要ですのでどうぞお気楽にご覧下さい。