“12年目の現役選手・FUJIFILM X-E2”

【12年経っても色褪せないX-E2の魅力とは】

富士フィルムがXシリーズカメラを発表したのが2011年3月5日発売のコンデジ「Fine Pix X100」であり、続いて翌年2012年2月18日発売のレンズ交換式のX-Pro1だった。
その後、ファインダーをEVFのみとしたX-E1が発売されたのが同年の11月17日。
同時期に発売された最初のXF レンズ3本が以下となり、いずれも絞りリングを備えている点が特徴で、現在では全てのXFレンズが絞りリングを備えるまでに至っている。
レンズにある絞りリングを自ら手動で調整する行為は撮影における醍醐味の一つ。
こうした点を理解しているのがFUJIFILMというメーカーだろう。

交換レンズ 「フジノンレンズ XF18mmF2 R」
交換レンズ 「フジノンレンズ XF35mmF1.4 R」
交換レンズ 「フジノンレンズ XF60mmF2.4 R Macro」

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そしてX-E1の後継モデルのX-E2が更に翌年2013年11月19日に発売された。
そのX-E2も今年で発売12年目を迎えたが、今でも機能面では何ら遜色は無い。
特に2016年のVer.4.00のFWアップデートではAF 精度の向上、1/32000秒の電子シャッターの追加、そしてファインダー内のデザインまで変更してしまうという大盤振る舞い内容となり、その機能面を大幅に進化させたところがFUJIFILMらしい懐の深さだろう。
と同時にデジカメというのものはFW更新で別モノのカメラに生まれ変わらせることが出来る「電子機器」という認識を新たにし、正直、可也驚いたものだった。

そんなX-E2だが、未だに愛用しているのは性能は勿論、何よりもそのデザイン性にある。
小型軽量の「箱型カメラ」を最大重視している自分には、X-E2の携帯性の良さが際立っているので手放せない状態だ。加えて2年前には無料のメインテナンスも受けることが出来て、まだまだこれからも修理不能となるまで愛用する積りだ。

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余談だが、後継機種のX-E3では全体の形状が丸みを帯びてしまい、その後のX-E4ではライカと見間違うほどに直線的形状の完成された域に達したのだが、僅か1年半で突如生産終了となったことが今でも不可解、且つ惜しまれてならない。
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今やレンズ交換式カメラではサードパーティ製レンズも巷に溢れていることから、
カメラ本体と他社製レンズの組み合わせが当たり前になったとは言え、

軍艦部に刻印された「FUJINON LENS SYSTEM」の伝統的なマークは
自社製レンズ推奨の観点からも、せめて「箱型カメラ」には復刻させて欲しいものだ。

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【正直に言えば不満点は勿論ある】

特にフォーカルプレーンシャッターの感触と音質は矢張り10~20万円のカメラらしいそれなり出来栄えだ。個人的な印象としてはニコンのZfcと酷似する感触であり、やはりこうしたメカ部分は20万円以上のカメラ、例えば上位機種のX-Proシリーズとは段違いの差があることは避けられない差別化であること理解はしている。

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上記写真の装着レンズは「XF18mmF2」だが、個人的には「フジ版ズミクロン」と勝手に位置付けている。35mm版換算で27mmの大口径準広角レンズとして、コントラストがやや高めでヌケの良い発色も好みだ。重量は僅か116グラム。
後継レンズとしてWR(防塵防滴)でLM(リニアモーター)搭載の最新型も併売されているが、未だに手放せない味のあるXFシリーズの初号機レンズの一本である。

富士フィルムでは当初からライカMマウントレンズ用の純正アダプターも発売している。
他社レンズ用のアダプターを純正で作っているのはフジ以外には見当たらない。
ライカMマウントレンズを装着して撮影する楽しさもこのX-E2でも十分に味わえるのであり、またそれが似合うのデザインは必然的に「箱型カメラ」ということになるだろう。
こうした点からも富士フィルムの「ライカリスペクト」が感じられる点が個人的には好ましい。

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サムレストは米国レンズメイト社製で米国から取寄せた。
パラコードストラップはmoka-rさんによる別注品。革製フィンガーループは自作だ。

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【以下の作例は全てX-E2+XF35mmF1.4RとASTIAで撮影した】

このレンズは全群繰り出し方式の為にオートフォーカスがやや遅く、動作音も大きめだが、開放F1.4から解像する柔らかな描写と、更に絞ることで得られるシャープな解像感が特徴であり、フジノン・ユーザーからは「神レンズ」として圧倒的な支持を得ていることでも有名だ。
重量は僅か187グラムで大口径のAFレンズながらもフルサイズでは有り得ない小型軽量のアドバンテージはAPS-Cならではの恩恵だろう。フルサイズ換算で約52mm相当となる。
フィルムシミュレーションは全てAstia/ソフトでJ-PEGのみの撮って出し。

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広島平和記念公園の「原爆の子の像」のそばにあるバラ園は今が満開となり、多くの観光客の癒しの場ともなっている。そして数多くの修学旅行の学生たちが整列して、その像のモデルとなった「佐々木禎子さん」を思い、バラ園の横で平和を祈り、皆で合唱する姿には見ているこちらも胸が熱くなる。

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X-E2で撮る満開のバラ園。

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X-E2 + FUJINON XF35mm f/2 SS1/2400 ISO400 EV+0.3
品種:ドクター・アルバート・シュバイツァー
寄付者: オランダ政府 (寄付年1969年)

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X-E2 + FUJINON XF35mm f/2.2 SS1/2900 ISO400 EV+0.3
薔薇園も満開の季節を迎え、ここでは国内外の世界中から寄贈された品種を愉しめる。

品種:ダマスクローズ
寄付者: ブルガリア カザンラク市 (寄付年2010年)

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X-E2 + FUJINON XF35mm f/1.4 SS1/6400 ISO400 EV+0.3
品種:ドクター・アルバート・シュバイツァー
寄付者: オランダ政府 (寄付年1969年)

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X-E2 + FUJINON XF35mm ピンク(紫)系の薔薇も上品で好みの品種だ。
品種:クイーン・エリザベス
寄付者: イギリス政府 (寄付年1970年)

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X-E2 + FUJINON XF35mm f/4 SS1/1500 ISO400 EV+0.3
薔薇の花は初夏~夏の季語でもある。
各種の薔薇の香りも格別でありました。
品種:キングス・ランサム
寄付者: イギリス政府(寄付年1980年)、チェコスロバキア政府(同1979年)

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X-E2 + FUJINON XF35mm f/4 SS1/850 ISO400 EV+0.3

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X-E2 + FUJINON XF35mm f/5.6 SS1/420 ISO160 EV-0.3
梅雨入り前の5月から夏日続きの連続とは、今年の夏が思いやられる。

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X-E2 + FUJINON XF35mm f/4 SS1/450 ISO160 EV+1.3
「元安橋」の漢字一文字が欄干にデザイン化されている。何ともお洒落なデザインだ。

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X-E2 + FUJINON XF35mm f/4 SS1/800 ISO160 EV+0.3

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X-E2 + FUJINON XF35mm f/5.6 SS1/320 ISO160 EV-0.3

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X-E2 + FUJINON XF35mm f/8 SS1/20 ISO160 EV+1.0

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X-E2 + FUJINON XF35mm f/1.4 SS1/1250 ISO160 EV-0.7

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X-E2 + FUJINON XF35mm f/3.6 SS1/60 ISO160 EV-0.3
干潮時。干満差は約2mほどある。

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X-E2 + FUJINON XF35mm f/1.8 SS1/3500 ISO160 EV-0.3

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X-E2 + FUJINON XF35mm f/1.4 SS1/8500 ISO160 EV-0.3

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X-E2 + FUJINON XF35mm f/1.4 SS1/4400 ISO160 EV-0.3
公園の「黒富士」。名古屋発祥の「富士山すべり台」だが、正式名称は「プレイマウント」。

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X-E2 + FUJINON XF35mm f/1.4 SS1/4400 ISO160 EV-0.3
開放F1.4での柔らかな描写と、前後の自然なボケが柔らかな線となるので嫌味がない。

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例えればX-E2というカメラは自分にとっては「温泉」でくつろぐと言うよりは
「足湯」のような存在だ。
あれこれ考えずにAUTOで好きなものを好きな時に撮る。Take it easy !
LUMIX GM1やGM5と同様に、気構える必要がないのが最大の長所と言えるかもしれない。
つまりはスマホ感覚と一緒なのだが、スマホの性能がどんなに向上しようとも、
やはりカメラを持って、ファインダーを覗きながら、少しは被写体の絵面を想像しつつ、
撮影上の設定条件を考えてシャッターボタンを押す。
この一連の所作こそがカメラを楽しむ最大の魅力となっている。
日常の散歩や旅、ちょっとした街歩きにも躊躇なく持って行こうと思える気分になれるのは、
この小型軽量のサイズ感とレンズ交換式であることが大きい。

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新型「X-Half」やGRⅣの開発発表、そして「X-E5」発表の期待も高まる昨今であり、
「箱型カメラ界隈」が賑やかなのは誠に結構な状況だ。
LUMIX S-9も新色の「チタンゴールド」を投入して来て盛り返しを図っているが、
X-E2とはこれからも一緒にいようと思っている。


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My beloved FUJIFILM X-E2 + XF18mm F2.0

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(2025/5/29公開)102360     ※ブログ内容は適宜、加筆修正しています。

ゼンマイオヤジ

ゼンマイオヤジ

2024年になっても愛機ラジオミールがゼンマイオヤジを離さない。
でもロレもオメガもセイコーも、フジもライカも好みです。
要は嗜好に合ったデザインであればブランド問わず食いつきます。
『見た目のデザイン第一主義、中身の機械は二の次主義』

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