【小正月の終わりを告げる「とんど祭」をカラスコ21mmの三段活用で撮ってみた】
関東以北では「どんど焼き」「どんと焼き」、関西以西では「とんど焼き」とも呼ばれるお焚き上げの火祭で「左義長」とも呼ばれている。お正月にお迎えした年神様を見送るとともに、無病息災や家内安全、五穀豊穣、商売繁盛などを願う日本の伝統行事だ。
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昨年3月に紹介した「カラースコパー21mmをM11の三段活用」で撮ると、焦点距離は21mm-27mm-38mmの「デジタル式トリ・エルマー」となる。M11のデジタルズームは単なるクロップではなく、高画質を保ったままで撮影できるのが他に類を見ない機能だ。しかし、通常のクロップ撮影では望遠効果しか出せない。つまりその逆の広角側に広げることは出来ないので、ワイドアングルを撮影する為には21mm以下の超広角レンズからデジタルズームを使うことになる。
その点、カラスコの21mmは絶妙な超広角であり、超コンパクト。
ライカM11の三段活用では27mm(1.3倍)、38mm(1.8倍)という合計3種類の美味しい焦点距離で撮影できるのが何より嬉しい点だ。この機能を使わない手はないだろう。
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今回の撮影は全て絞り開放のF4、ISO400固定で撮影した。
M11は現行品では珍しいIBIS(=カメラ本体内手振れ補正機構)非搭載のカメラなので、
動体撮影は苦手だし、瞳AFなどとは無縁の原始的なマニュアルカメラだ。
それでもスナップ撮影であれば、カメラ撮影する行為への没入感を堪能できる。
3年目にしてようやくM11とも仲良しになれたかな、というところだ。
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冬の朝の澄み切った静寂な空気感が好きだ。
お堀に映った広島城の表御門~平櫓にも冬を感じる。
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藁で巻かれたやぐらの土台部分には沢山の古いおみくじらしき白い紙も見える。
この時はまだ影があるが、この後で雲が出てきて、みぞれ混じりの小雨も降る不安定な天気となる。
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白蛇は「神様の使い」の縁起物として古来崇められている。
それにしても見事な巨大絵馬であり正に眼福。
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被写体の位置を動体予測しつつ構えて待つ没入体験にこそM11の醍醐味がある。
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その周辺では3カ所から水を噴霧して火の粉や灰の舞い上がりを抑えている。
それでも観客頭上からの降灰を避けることは出来ない。
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38mm相当での撮影だが、俄か「トリ・エルマー」は非常に重宝する。
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神事においては生きた馬も献上されていたと言われる。特に白馬が珍重されたそうだ。
「絵馬」はその名残で、今日では裏側に願い事を書く風習が定着している。
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ここからは境内であり聖域となる「結界」を意味するということだろう。
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近接50cm撮影ができるのもカラスコ21mmF4の大きなメリット。
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デジタルズームを使うには持って来いの超広角レンズ。
発売は2007年のロングセラーレンズだが、歪曲や周辺減光も殆ど感じない。
最短撮影距離も50cmなので苦も無く寄れる。新品価格もこなれている。
背景ボケを狙うには物足りないが、これ一本あれば38mmまで撮れるので旅レンズとしても最高だろう。
重量は僅か136グラム。付属するフードを付けてもこのコンパクトさが素晴らしい。
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昨年末にLUMIX S 18-40mm F4.5-6.3という超コンパクトな「神SNAPズームレンズ」が登場したが
カラスコ21mmの三段活用で略それにも匹敵する撮影が可能になるのである。
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脳内記憶は必ず薄れる。
薄れる記憶は写真が救う。
カメラは記憶のタイムマシン。
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(2025/1/19公開)78450 ※ブログ内容は適宜、加筆修正しています。

カラスコ21㍉の画角っていいですよね。
三段活用はやったことないので、今度、自分でもやってみます。