【メガネは顔の一部ですぅ~♪】
昔、そんなTV CMも流行した記憶があるが、僕はコンタクトではなく眼鏡派だ。
本当は眼鏡なんてかけたくもなかったので、無理を我慢していた中高生時代の成長期に一挙に度数が進行してしまった。以来、大学時代から今日まで眼鏡のお世話になっている。
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【眼鏡の3大生産国は日本・中国・イタリアだ】
日本では福井県鯖江市と福井市が世界的にも「眼鏡の聖地」として知れ渡っている。
現在では素材もデザインも飛躍的な進歩を遂げているので、度数を入れない「伊達眼鏡」としてファッションの一部として取り入れている人もいるくらいだ。価格の幅も格段に広がりをみせているので、ユーザーにとっては「眼鏡天国」を謳歌できる幸せな時代になったものだとつくづく実感している。レンズ代金込みで1万円以下の価格帯なんぞ、昔には夢にも考えられないことでもあったのだから。
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そんな眼鏡派の手元に数ある眼鏡の中からお気に入りの5本の記憶をたどってみた。
好みのキーワードは、虎斑・バラ斑・クリングスタイプ、ボストン系亜種、サーモント(=ブロウ型)、というところだろうか。理想は白黒まだら模様の虎斑なのだが、未だに好みの色柄には出会えていない。
今回はこの夏の猛暑による「熱中症」から癒えたSofort2の接写モードで全て撮影した。
最短撮影距離は約10cm。まぁまぁ使える。
解像度ではスマホより可成り劣るが、Sofort2の本質はトイカメラである。
その場で100種類のエフェクトから撮影した写真を作り出す「チェキ」であることだ。
それにしても、未だにチェキ用フィルムが市場で枯渇している点が本末転倒で痛すぎるが。
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❶2004年6月に999.9(フォーナインズ)銀座店で購入した「M-07」:

購入当初は白っぽい透明色のアセテートが、20年の経年変化でイイ感じの飴色に変色している。
その間、レンズ度数は3回変更し、クリングスのシリコン製パッドも適宜交換している。
個人的には軽さと掛け心地は最高の部類に属する。
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ブロウ部分のプラスチックは一部が欠損してしまったが、
既に部品交換・修理も不可能となってしまい、仕方なくそのまま利用している。
眼鏡をしていることを忘れるほどに軽量でフィット感が良い。
「天地」の高さも浅めでオーバル(楕円形)のレンズデザインも秀逸な傑作品だと思っている。
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❷2008年5月当時、ロンドンのRegent St.にあったParis Mikiで購入した「Artisan Ville 036」:.

ふと目にしたこのデザインに一目惚れ。価格はレンズ代込みで100ポンド。
当時の為替レートは約200円だったが破格の安さと言えるだろう。
バッファローホーン(水牛の角)にも似た風合いも珍しい。
購入の決め手は虎斑のようなこの「ササ(笹)」カラーと「天地(レンズ高)」の低さにある。
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以来、使用頻度も高く、毎日のように酷使してきた。
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この写真は「PENTAX 17」でも再注目を浴びている「ハーフフレーム」で撮影したもの。
このライカSofort2でもデジタルで2枚一組のハーフフレーム撮影ができるのだ。
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❸2017年6月に御徒町の「白山眼鏡店」で購入した「CAPA-NY」:.

個人的にも憧れの眼鏡だが、僕の選択は「CAPA-NY」。現時点でも現行品として販売されている。
好みの虎斑の黄色部分が独特の色合いで、サーモント型にしたことで落ち着いた雰囲気を醸し出す。
虎斑の模様の出方は1本1本で皆異なるので、確か4~5本の中から選択した記憶がある。
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テンプルの内側に埋め込まれた「白山眼鏡店」の金属製プレートが気分を更に上げてくれる。
金色の蝶番(=丁番、ヒンジ)は頑強で高級な5枚式(=ファイブバレルヒンジ)。
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❹2017年7月に鯖江の製造元から取寄せたBoston Clubの「Charlie(チャーリー)」:

同社製の「JAPONISM」も愛用するが、コチラは社名を冠した「Boston Club」ブランドだ。
「日本人による」、「日本式トラッド精神」を盛り込んだ「日本製」のメガネ。
丸眼鏡は戦前からの基本デザインだが、そこにボストン型を融合させたのがこのCHARLIEだ。
『新しき伝統』を提唱しているこのCHARLIEも定番の現行品である。
購入に際しては、ボストンクラブの担当者と直接質疑をさせて頂いた上で取寄せたものだ。
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アセテートや樹脂系の各種プラスチック素材や製法技術が50~60年代に飛躍的に進歩したことで
眼鏡のデザインもウェリントン型を筆頭に百花繚乱の時代を迎えることになる。
特に現在の安価な眼鏡は樹脂開発や石油科学技術の進歩と同調して登場したと言えるだろう。
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❺2017年8月に名古屋の名店「HAVANA MUSEUM」で購入した仏製Lesca Lunetierのクラウンパント「Mod Pica Col.H827」:

Lescaの代名詞でもある「クラウンパント型」の「PICA」。
レンズ上部を一直線に切り取った王冠(クラウン)とパントゥ(
セルロイドにも見える素材はアセテート製プラスチックフレームで、色はH827の「ハバナ・カラー」を選択。
渋くて濃いめの「虎斑」が引き締まる。
オリジナルは普通の鼻パッドだが、コレもクリングスに改造したことで装着性は格段に増した。
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余談だが、眼鏡の着用前後に蝶番金具やフレームの手入れも楽しいオマケとして付随するのだ。
この「クラウンパント」は20世紀初頭に流行した「キュビズム」も念頭にデザインされていることを知り、
更に感銘を受けたのだよ。
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話しは逸れるが今宵はスーパームーンの満月だ。別名、「ハンターズムーン」。
通常の見かけの直径より14%程大きく見えるらしい。月齢は14.3。
10月下旬と言うのにまだまだ暑さが続くが、秋らしくなるのは11月に持ち越しのようだ。
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(2024/10/17公開)62000 ※ブログ内容は適宜、加筆修正しています。
