『カメラ落下防止マインド養成講座』

愛機を地面に落とすことほど悲しいことはない。
路上にでも落下すればカメラもレンズも無傷では済まないし、どこかが壊れる確率は100%。その修理費用も高額になり、カメラがライカであればウン十万円単位となる。国産高級ミラーレス機が余裕で買える出費となるだろう。そうした災難を防ぐには普段の注意と準備が必要である。
今回は私的・落下防止対策として以下、整理してみた。参考になれば幸い。

屋外、特に市街地で注意すべき3つの行為:

1) 歩行中に肩からぶら下げることは避けた方が無難:
  肩から脇にカメラをぶら下げて歩くと振り子の原理でカメラが一番揺れやすい。その結果、人やモノにぶつかるリスクが格段に上がるので、極力首からぶら下げる方が無難。格好よりも安全優先。万が一の場合、正面にカメラがあれば両手でサポートし易い。特に人混みの多い建物や乗り物の中でカメラを背中側にタスキ掛けするのも危険だ。背後で悪意の第三者から何をされるか分からないし、知らぬ間に周囲への配慮を欠く行動になっているかも知れないからだ。また店内ではディスプレイ商品等との接触リスクも生じる。海外では特に避けるべきスタイルである。

2) 撮影しない時は取り出しやすいバッグに入れる:
  トートバックでもミニショルダーでも良いので咄嗟に取り出せる場所にしまうべきだろう。これは周囲からの警戒心を取り除く効果もある。

3) テーブル上に置く時は、ストラップ類をダラリと垂らさない(テーブル上に畳んで置く):
  ストラップがテーブルからぶら下がることだけは避けたい。愛機に落ちてくれと言っているようなものだ。不意の動作で引っ掛かりやすい。テーブル上のモノまでまき散らしてしまう大惨事になることも十分あり得るのだ。

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以上を念頭に筆者の対応を下記してみる。

屋外撮影時のデフォルト姿勢。常にカメラを手で支えている。
ネックストラップ以外に自作革製のフィンガーループも併用するので、
仮にネックストラップが切れてもフィンガーループでカメラの落下は回避できる。
革の端切れはハンズやユザワヤでも購入できる。特段の工具も不要なのでDIYでオススメ。

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フィンガーループは丸環リングが抑えとなっているので一時的なカメラ保持は十分可能だ。
また当て革の役割もあるのでカメラ本体への傷防止にも役立っている。

反対側の丸い当て革も自家製であり、
更にカメラ側には黒パーマセルテープを貼り付ける念の入れようだ。好みの問題だが。

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長時間、ネックストラップだけでは首が疲れるので、
このように小さなバッグを同時に首から下げることもある。
その上にカメラを乗せると力の分散により、首への負担が格段に軽減される。

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両手を放してもカメラはバッグ上なので歩行中も暴れない。
因みに写真は無印良品のウェストポーチにもなる定番ショルダーバッグ。税込1990円。

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ナイロン製ロープストラップは軽量でしなやかなのでX-Pro3でも丸3年ほど愛用中。
このカーキ色は長さ100cmでマレーシアから取り寄せた。
自作フィンガーループも装着済。

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こちらのシルバー&ブラック製は姫路在住のクリエーターさんによる別注ストラップだ。
ナイロンやポリプロピレン素材もあるので製作者の方とは入念に事前確認を重ねた。
ストラップの両端は1本のループ(輪っか)仕上げとするのがマイスタイル。長さ約100㎝。
ループ形状はカメラをホールドする時に指の間で邪魔にならぬので気に入っている。

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このダイヤ模様入りロイヤルネイビーも同様の別注モノ。
シルバーブラック製と同様に非常にしなやかで、革製ボディジャケットの色に合わせて愛用中。
別注の良さは長さもデザイン(スネーク編みやコブラ編み等)も好みで指定できることだ。

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こんな感じでナイロンロープ製ストラップが増殖中。全て別注品の手作り。
惑わされてはいけないのが、クライミング用ロープの耐荷重性能について。
ストラップの断裂は編み込みロープ本体部分ではなく、
カメラ接合部の革製タグの劣化や断裂、そして経年による緩み等が多い。
耐久性あるクライミング用ロープだからといって盲目的な過信は禁物。
あくまで消耗品と割り切って、変化があれば使用中止も念頭に。




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歩行中にはこうして手首にストラップを巻き付けるスタイルも好む。
連続して撮影を続ける場合にはこれが一番機動性に富む。
勿論、フィンガーループも併用している。
ロープストラップはこのようにリストストラップの役割も果たすので重宝している。

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丸環の着脱にはギター用ピックが最適だ。
固さも硬軟数種類あり、値段は税込110円。コスパ抜群。島村楽器で購入。
写真のものはエクストラハードで一番堅いタイプ。

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丸環はカメラ専用の真鍮製+メッキ仕上げを使用している。
安物リングは変形しやすいので避けるべきだろう・・・というか真鍮製でも十分安価であるが。


各自のスタイルに合う方法で落下防止対策を考えることも楽しみの一つだろう。
忘れてならないのは、車やバイクのウォーミングアップ同様、撮影開始前にカメラストラップの経年劣化がないことを常に確認すること。革製であればひび割れやクラックの有無、糸のほつれなど。ロープ製であれば毛羽立ちなどの摩耗や、編み込みの伸びや緩み等。ストラップの断線が予兆無しで発生することは少ない。何らかの前兆や変化を見逃さないように、常時、注意と関心を払うことが落下防止対策の『基本のキ』である。

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SNAP撮影は五感を研ぎ澄ませて、楽しく安全で速やかに。

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(2023/2/20公開) 378        ※ブログ内容は適宜、加筆修正しています。

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ゼンマイオヤジ

ゼンマイオヤジ

2024年になっても愛機ラジオミールがゼンマイオヤジを離さない。
でもロレもオメガもセイコーも、フジもライカも好みです。
要は嗜好に合ったデザインであればブランド問わず食いつきます。
『見た目のデザイン第一主義、中身の機械は二の次主義』

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2 Comments

  1. 鈴木隆浩

    tommyさんのおっしゃる通り、落下は最悪ですね。私もフィンガーストラップつけようかな。私、少しギターも弾くのですが、ピックはいままで知りませんでした。
    今後、つかってみます。服装もいけてますね。d(ゝ∀・)

    1. ゼンマイオヤジ

      ピックには色々種類があって、べっ甲柄が好物なので丁度良い出物と遭遇できてラッキーでした。追加でもう2~3枚買っておこうかと思います。今週も寒波再来みたいですが、そろそろ桜やのんびりSNAP散策が待ち遠しいですね。

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