【カサブランカは商業都市、ラバトはモロッコの首都であり行政都市だ】
都市別人口を見ると、モロッコの人口は約3,600万人(2018年時点)。
一番の大都市はカサブランカで約314万人で、ラバトは2番目の約166万人(2021年時点の都市圏人口)となる。つまりカサブランカの約半分の人口規模なので、それなりの「地方都市」と言えるだろう。
因みに日本でラバトの人口と同規模の都市は福岡市や川崎市あたりとなる。
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カサブランカから北東へ約90kmにある首都ラバトは日帰りでも、一泊でも手軽にアクセスできる点が嬉しい。今回はカサブランカから往路は車で、復路は高速鉄道で一泊の遠足と洒落込んだ。
結論として、カサブランカとは全く異なる解放感と落ち着いた雰囲気に溢れる土地柄で、適度な賑やかさを兼ね備えた近代都市であり日本大使館を始めとして在外公館もラバトに多数ある。
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ラバトでは昨今流行りのオールドコンデジのCASIO ZR400を多用した。
2018年にデジカメから撤退したCASIOであるが、ZR400は換算24mmから12倍ズームを備え、近接撮影も可能なので、ちょっとした外出時には今でも重宝している。このサイズで1インチセンサーを備えれば無敵なのだが、そうなるとSONYのRX100シリーズのように価格も跳ね上がるので叶わぬ「願い」だろう。
異国の地。特にイスラム文化圏では屋外撮影時には気を遣う。
そんな場合にはスマホでSNAPも良いのだろうが、やはりカメラで撮ることには拘りたい。
とは言えカメラカメラした一眼やミラーレスを首から下げているのは気が引ける。
その点、オールドコンデジの小さなカメラは電源OFFにすればレンズの出っ張りも無くフラットとなりステルス性も高いので、GR並みの機動力を発揮する。
ノーファインダーでも気兼ねなく撮れるし、瞬間的な所作も最小ですむ点が心地良い。
現行コンデジが絶滅危惧種となっている現在において、
こうしたオールドコンデジは今でも捨て難い魅力があふれる存在だと思っている。
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カサブランカからラバトへは車で移動した。
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ラバトの新市街にある「ムハンマド5世の霊廟」と「ハッサンの塔」を見学する。
カサブランカの「ハッサン2世モスク」と並んで、ラバトの鉄板観光スポットがここだろう。
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「ハッサンの塔」は1195年に着工したが、4年後に工事は中断。
当初予定の高さは88mだったが、半分の44mで未完の塔となった。
この塔はミナレットであり、隣にはモスクも建造予定だったという。
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「ムハンマド5世の霊廟」の内部。元国王ムハンマド5世の霊廟で1973年に完成した。
中央に鎮座する白い石棺、内装の美しさに息を呑む。
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霊廟の守護者である衛兵。
ムハンマド5世はフランスからの独立を勝ち取ったモロッコの国民的英雄だ。
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衛兵の足元には興味深い白色のスパッツが装着されていた。
恐らく下にはブーツではなく黒の短靴を履いていると思われるが、
白い塩のような汚れが見えるので手入れがイマイチの様子。
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写真撮影にも気軽に応える衛兵には好感。
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「ムハンマド5世の霊廟」の屋根にはこうした緑の瓦が使われている。瓦葺きとは少々意外だ。
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偶像崇拝が禁止されているイスラム教では
こうした幾何学模様の「アラベスク」がいたるところで用いられる。
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カサブランカ同様、ラバトにもトラムが2路線で走っている。
紺は市内の移動にも使ってみたが、外見もモダンで乗り心地も良い。
開業は2011年なのでまだまだ新しいトラムであり、モロッコ初の路面電車となった。
因みにカサブランカ市内のトラム開業はその翌年の2012年となる。
最初は「首都」から、ということなのだろうか。
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これがトラムの運転席。
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トラムの連結が長いことからも市民の脚となっていることが良く分かる。
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休憩に某ホテル屋上で「カサブランカ」ビールを飲みながら、ラバト市内の光景を味わう。
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写真と旅は
人生軌道のランデブー。
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(2025/2/22公開)85900 ※ブログ内容は適宜、加筆修正しています。
