【今年もこの季節がやってきた】

今年も『クリスマス・マーケット』の季節となった。
思えばこのFOTOLOGの初回が名古屋における「クリスマスマーケット」であった。
3年目の今回は『旧広島市民球場跡地』にある『ひろしまゲートパーク』で開催中のクリスマス・マーケットを訪問してみた。

過去に紹介した名古屋と比較すると、両都市の人口規模に比例しているのかも知れないが、
ややこじんまりとした印象を受ける。それでもクリスマス用の装飾小物類やホットワインや飲食の屋台、そして大道芸人によるパフォーマンスもあったりして、来訪者の皆さんが楽しそうな時間を過ごしていることに変わりはない。

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本場ドイツなど欧州のクリスマス・マーケットでは、電飾で飾られた巨大クリスマスツリーを中心にして、様々な露店・屋台や移動式メリーゴーランドや観覧車、きらびやかなイルミネーションで華やかな広場が展開されるが、日本ではそうした規模や場所が確保できるのは限られた一部の大都市中心になっているようで、むしろイルミネーションが人気の中心のようだ。
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この日の日没は17:01、トワイライトタイムを期待して訪問した。
今回の機材はFUJIFILM X-E2 + XF27mm F2.8 R WR

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クリスマス前夜だからクリスマス・イブなのか?】

神社仏閣・キリスト教系イベント、その他感謝祭やハロウィン等の欧米系イベントの数々も年々増えつつある。そんな、「何でもござれ」の我が国では、『イエス・キリストの降誕祭』であるクリスマスも今や日本独自の『催事期間』と化しているが、ここまで来ると誰もが楽しめる年末行事の一環として、最早日本的な文化の一部として欠かせないものになっている。

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12月24日がクリスマス・イブ(=前日)で、25日がクリスマス当日。
子供の頃は単純にそう思っていた。
今でもほとんどの日本人がそう考えていることだろう。
しかし、実はその由来には歴史的な背景があることをご存知だろうか。
端的に言えば、昔(の欧州)は『教会暦』に基づいていた為、
一日の時間は「日没から翌日の日没」までが単位であったのだ。

つまり、クリスマスとは24日の日没から25日の日没までであった為に、
24日の夜は「クリスマス・イブニング」と呼ばれ、正にクリスマスの「当夜」なのである。
「イブ」というのは本来、イブニング(evening)の略で、
ここで意味するのは「前日」とか「前夜祭」という使い方とは異なる。
若しも我々がケーキを食べるのが25日の夜だとすれば、
本来であれば既にクリスマス終了後、と言うことになる訳だ。

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今でもロンドンでは24日午前で会社も終わるところが多く、25日は店舗も閉まる。
教会でのミサも24日に行われることが通例だが、多くの人々がそれ以前から年末にかけて長い休暇期間に入るので、前週の日曜日にクリスマスミサが行われることも多い。
経験上、クリスマスの時期には空港でも市内でもタクシーを捕まえることやレストランで食事をすることもままならない。日本と異なり、多くの店が休みとなり、バス・地下鉄などの公共交通機関でさえ大幅に変更(減少)されることになる。

クリスマス時期に欧州を訪問する際には、十分な事前調査と「覚悟と忍耐」が必要だろう。

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X-E2は10年以上前のカメラだが、
2016年2月に公開されたVer.4.00の「神ファームウェアアップデート」により、格段の性能UPを果たした。
今でも位相差AF に不満はないし、機能的には何ら遜色はない。

欲を言えばキリがないがIBISが欲しいと思うのは「無いものねだり」の戯言だ。

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開放f2.8のボケ感はこの程度で、ごくごく自然なもので好感が持てる。

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X-E2のフォーカルプレーン式シャッターはニコンZfcと似た音と感触を感じるのは自分だけだろうか。
つまり、価格的にはこれが限界と言うことだろう。

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スノーボールの置物だがここまで寄れるのが嬉しい。
最短撮影距離(撮像素子面から)は34cmだ。

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折り鶴は広島のアイコン、平和への祈りのアイコン、と言えるだろう。

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f3.2 SS1/40 ISO400 -0.3EV

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f3.2 SS1/17 ISO400 +0.3EV

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f2.8 SS1/25 ISO400

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f3.2 SS1/34 ISO400 +0.3EV

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f2.8 SS1/160 ISO5000 -0.3EV

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f2.8 SS1/150 ISO3200 -0.3EV

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この日の月齢は11.9で満月の二日前。
紅葉と夜空のショットを撮る為に内蔵フラッシュ付きのX-E2を持ち出した訳だ。
日没後の気温は9℃と12月らしい寒さとなり、東北・北海道では異常な豪雪気候となっている。
そんな雪国でもクリスマスマーケット開催が可能なのだろうか、などと想像を巡らす。

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今回の組み合わせ。FUJIFILM X-E2 + XF27mm F2.8 R WR
フジフィルムで最軽量の単焦点XFレンズとX-E2の相性は抜群。

このコンパクトさと美しさが未だ魅力的過ぎて、10年経ってもX-E2愛が失せないのだ。
電子シャッターが1/32000までいけるのは現在の同クラス他社メーカーでもない高機能だ。

近年、フィルムカメラの「復権」が若者間やPENTAX等のメーカーからも小さな「うねり」として話題になっているが、X-E2のような10年前のデジタルカメラでも「その時代の先端技術が結集された味」、というものを感じさせてくれる。何よりも適度な大きさの「箱型カメラ」であり、扱い易い有効画素数やパキパキし過ぎない自然な解像度というところが手放せない魅力の源泉でもある。
この感慨は長年使い込んだ腕時計や萬年筆の「ソレ」と同じであり、
故に今も僕のそばにいる理由でもあるのだ。

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脳内記憶は必ず薄れる。
薄れた記憶は写真が救う。
カメラは記憶のタイムマシン。

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(2024/12/19公開)73000       ※ブログ内容は適宜、加筆修正しています。

ゼンマイオヤジ

ゼンマイオヤジ

2024年になっても愛機ラジオミールがゼンマイオヤジを離さない。
でもロレもオメガもセイコーも、フジもライカも好みです。
要は嗜好に合ったデザインであればブランド問わず食いつきます。
『見た目のデザイン第一主義、中身の機械は二の次主義』

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