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荒川中流域ランカーシーバス 3日間の攻防戦

11月まで気温、水温ともに暖かい日が続いた今年の秋シーズン。
ようやくぐっと冷え込んできて、各地で秋パターンが盛り上がっている様子。
例年より限られた残り少ない秋のシーバスフィッシングを追い求めるアングラーの一人、tamachikunから東京・荒川河川でのフィッシングレポートが届いた。
伝わってくるその熱量をぜひ感じて、このシーズンの釣りをまだまだ楽しんでほしい。

2023.12.3 荒川中流域オープンエリア
シーバス ランカー3日間の攻防戦

先日のサーフ釣行を終えたころ、荒川でポイントを共有している釣友からLINEが来た。「夕マズメに中流域オープンのポイントで70アップを3本出した」と。上げ止まり前で、ルアーにごつごつとベイトがあっていたとのこと。昨年ではあり得ないことなのだがどうやらコノシロパターンみたいだ。

かなり大型のコノシロも多く入っている。他にはボラ、サッパなど。※釣り仲間のzarameさんより引用

疲れていたのだが夜の下げ始めたころになんとか合流するも、あるあるなのだが上げ止まりでベイトの気配すらなくなってしまったとのこと。下げ一辺倒のなか、一通りさぐるがベイトも戻ってこなくてこの日は終了とした。

DAY2、大型シーバスを確認するも…

次の日、夕マズメ狙いで同じポイントへIN。潮位差が50cmしかないのだが夜潮の助けもありかなりヨレが発生している。全方向にミノーでベイトを探すがどこにも見当たらない。とりあえずルアーをローテして探り続けていた。
暗くなりきる直前にヨレの切れ目を通すようにバンク120sボラグローを通してくると、かなり手前でゴン!!バイト丸見えのでかいシーバスがバイトしてきた。フッキングさせるためにラインを送り気味でいなしていたのだが水面に出させてしまいなんとフックアウト。「でかかった(涙)」もっと遠くで喰わせられなかった自分のミス。その後は潮が止まりこの日も終了とした。

悪条件のフィールドに臨んだDAY3

そして3日目。昨日のでかいシーバスを捕るために夕マズメ前から釣友と同じポイントへIN。この日も上げの潮位差40cmしかないクソ潮。マイナーポイントのため、アングラーはもちろん皆無。
ベイトがちらほら浮いているのが見えるのだが、2人とも反応を得れないまま辺りが暗くなりはじめていた。
「今日獲らないと明日はさらに潮が悪くてヨレは発生しない。そして、もうすぐこのヨレもなくなる。」

クソ潮なのにこの時期特有の夕マズメから一気に動き出す荒川。ウェイキーブー137、アルゴ160、モンスタースライダー135と表層を探るがやはりトップには出てこない。
時間が進み、暗くなりきる直前に、川面に一本の太い流れの道が現れた。
昨日喰わせたバンク120sのマットチャートを道の奥へフルキャスト。
ルアーが着水した先、おそらく70メーターは飛んでいた。
直ぐにアクションを入れながら巻いていく。
ジャーク→ジャーク→ジャーク→スローリトリーブ→ストップ→小ジャーク→リトリーブ→ストップ→→ゴン!!
強いシーバスのバイト。「喰ったっ!!でかいっ!!」
完璧な食わせに鬼フッキングが決まった。

トルクフルな引き、慎重にいなしながら岸に寄せていく。
釣友も手伝ってランディングしてもらい、キャッチ成功。

バンク120sにアタックしてきたランカーシーバス。秋らしい体高ある一尾だ。
自分の信じた釣りに結果としてキャッチした一尾は何物にも代えがたい喜び。
文句なしの80UPランカーだった

久々の荒川ランカーシーバス。
82センチというギリギリ「ランカー」サイズではあったが、3日間のチャレンジの先に出たドラマに感無量だったし、十分な満足感だった。

タックルデータ:
ロッド:ヤマガブランクス#アーリー97MMH 
リール:ダイワ#ルビアスエアリティ3000XH 
ライン:#よつあみXブレイドアップグレード1.0 
ルアー:#ポップシークルー#バンク120S
tamachikunプロフィール>
東京生まれ湾奥育ち。シーバス初体験は小5の時に大井競馬場前でCD9の早巻き。
現在は南房〜常磐のサーフと、湾奥シーバスをメインに楽しむ。
ホームフィールドの荒川と隅田川へ毎週繰り出す城北エリアのローカルフィッシャーマン。


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