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WakeyBooでマグロに挑戦!? 大人の遠足2025

紺碧の海が広がる太平洋へ、今年も「大人の遠足」と称するキハダマグロ釣行へと繰り出した。毎年お世話になっている @maniac.fishing さんの船に乗り込み、今回はキハダ釣り初体験の仲間たちに、この釣りの持つスリルと興奮を肌で感じてもらうのが目的だ。


爆釣! キハダの猛攻に仲間もヘトヘト

今年のキハダは、例年にも増してパワフルだった。ポイントに到着するやいなや、水面はキハダのナブラで沸き立ち、ルアーをキャストすれば次々とヒット! 仲間たちは慣れないながらも、ロッドが大きく弧を描く度に歓声を上げ、強烈な引き込みに耐えながらファイトを楽しんでいた。船上には、ヒットコールとドラグの悲鳴が響き渡り、皆が夢中でロッドを絞り上げていた。最後にはさすがにヘトヘトになっていたが、その顔には疲労を上回る充実感が満ち溢れていた。

ジギングでは、残念ながら本命のデカンパチは姿を見せなかったものの、代わりに元気いっぱいのショゴ(カンパチの幼魚)たちが遊んでくれた。小型の魚は感謝を込めてリリースし、来年こそは大型を、と誓った。

天候にも恵まれ、最高のコンディションの中、記憶に残る「大人の遠足」となった。


禁断の挑戦! シーバスルアーでキハダを狙う

今回の遠征には、個人的な「裏テーマ」を設定していた。それは、「シーバスルアーでキハダは釣れるのか?」という、大胆な試みだ。選んだルアーは、HANF LONGINさんに別注させていただいた特別なモデル。マットブラックのボディにボーン(骨柄)のグロー(蛍光塗料)プリントが映えるWakeyBoo(ウェイキーブー)170mm ”Misfits” を今回のキハダ仕様にチューニング。

ウェイキーブー”Misfits”。マットブラックに蛍光塗料の骨柄が光り魚へのアピールを増す別注モデル。

マグロのパワー対策として、フックを純正からBKKラプターZ 2/0に変更。
フックの位置はフロントとリアのみ2フックに変更してのチューニングで臨んだ。


はたしてマグロには通用するのか!?
満を持してキャストを開始した。

投げ始めてわずか2流し目、その瞬間は突然訪れた。水面を割って飛び出すような、ド派手なバイト! 巨大な水しぶきが上がり、「出たー!」と叫んだのも束の間、惜しくもフックアウトしてしまった。しかし、この一撃で確信した。「これはイケる!!!!!」

その後もバイトは頻発したが、なかなかフッキングには至らない。やはり水平姿勢のルアーは、大型魚には掛かりにくいのか……。そんな思考が頭をよぎった4度目のバイトで、ついにフックオン!

強烈な引き込みを耐え、上がってきたのは10キロほどのキメジ(キハダマグロの幼魚)だった。狙い通りとはいかなかったが、シーバスルアーでのキハダキャッチという、異色の目標を見事に達成することができた。ルアーの使い方次第で、想像を超える魚が釣れる。この新たな発見に、心から興奮を覚えた。


釣りの面白さは「型破り」の中にあり

もちろん、この裏テーマ以外にもLONGINさんのオフショア向けルアー「ジンペンオーシャン」でも、30kg近いマグロをキャッチ。今年も素晴らしい魚との出会いに恵まれた。

他のアングラーとは少し違ったアプローチを試みる。もしかしたら「癖が強い」と思われるかもしれない。しかし、そんな型破りな挑戦こそが、釣りの持つ奥深さや面白さの一つだと私は思っている。既成概念にとらわれず、自分なりのスタイルで魚と向き合う。それが、釣りをより一層エキサイティングなものにしてくれると思う。

さて、読者の皆様も、次なる釣行で「裏テーマ」を設定してみてはいかがだろうか? きっと、これまでにない発見と感動が待っているはずだ。

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MARU

MARU

HANF現場監督。
現場第一主義。幼少期から関東野池のバスフィッシングにのめりこむ。サーフィン歴も長く、海外在住経験を経て、東京のシーバスフィッシングで釣りを再開。最近はオフショアの釣りに注力。暴力的な引きを求めヒラマサ、キハダなどビッグワンを狙い外房や遠征などの釣行を重ねている。

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