前回のtamachikunからのサーフゲームの釣果レポートを受けて、今回はHANFメンバーTAKAも参戦!初となる茨城サーフゲームの釣果は、、、!?
避けて通れない大人の都合
釣り仲間でもあるtamachikunから茨城エリアでのサーフの誘いを受けたのは1週間程前だった。やや遠征になるため、1日かけて移動と釣りをするのだが、特に早朝の朝マズメや正午過ぎの干潮間際を狙いたいそうだ。以前からサーフフィッシングに興味深々だった自分は即OK。でもこの時は全く忘れていた。午前中にどうしても外せない「大人の事情」的な用事が、思い切りバッティングしていたことを、、、。
数日後、それに気づいて慌ててtamachikunに連絡するわけなのだが。何歳になっても自分の興味がない用事をすっぽりと忘れる癖が治らない事に、自分でも呆れてしまう。彼への電話では申し訳ない気持ちでいっぱいだったが、心優しい彼は「釣りは午後からにしましょう」とスケジュールを変更してくれた。さらに、午前中の用事が終わるまで近くで待機までしてくれた(ありがとう!tamachikun。)
サーフゲームの装備、ルアー
用事は、拍子抜けするほど早く終わった。
早々にポイントを目指して車を北に走らせる。この調子だと正午には到着できそうだ。元々の狙いだった干潮間際を狙えるかもしれないという期待が高まった。
時間通りにポイントに到着。ワクワクしながら支度を進める。
今回に向けてウェーダーを新調した。渓流とは違って岩をへつったりはしないので、しっかりと海中に踏ん張れる様にDRESSのブーツフットタイプにした。
抜群の透湿素材では無いが、内側にメッシュも張っておりコスパ的にも非常に優れている。
着替えを終えて、いよいよ海側へエントリーする。
干潮に向けて、波はだいぶ引いていた。水は澄み、偏光グラス越しに海中に大きなカニが歩いているのが何匹も見える。波のブレイクが岸際と、少し沖の2か所で発生している。サーフでのヒラメを狙う際には、まずそのブレイクの先まで遠投しルアーを着底させる。そしてルアーを海底より少し浮かせるようなイメージで巻き、また着底させることを繰り返す。
ルアーが浮いている時、また着底までフォールするときにヒラメはアタックするそうだ。
今回、tamachikunがおすすめルアーも色々とアレンジしてくれた。その中でもジャクソンのダニエル30g をチョイス。水中でのルアー操作の際に、波動が大きく動かす感覚がとてもわかりやすいのだという。
使用するタックルは、普段シーバスフィッシングで使用しているエイムスのブラックアローアンリミテッド93MLとシマノのステラC3000XGで臨むことにした。
サーフゲームではロッドは10フィートくらいの長さで、少し固めが定番だろうが、まずは今回初なので手持ちのタックルでどこまでやれるか確かめてみたかった。
いよいよ実釣開始
ML規格のロッドでは少し柔らかすぎるかと心配したが、実際にキャストしてみると、ブラックアロー特有のしっかりとしたバッドが難なくルアーをブレイク沖まで飛ばしてくれた。テンションフォールをかけていくと、ルアーの着底感がリールから手元に伝わった。数回巻いてまた着底させてみる。
うん、ちゃんと理解できる。何とかなりそうだ。あらためてこの竿の良さを感じる。
そうこうしていると、tamachikunのロッドが大きくしなっている。
ゴリゴリと巻き寄せると、一気に砂浜まで引き抜いた。ヒラメだ!さすがサーフ先輩。予想通りの時合を読んでいた。なんならさっきから何回もアタリがあったらしい。
「今日は少し沖目が食い気がいいね」「あのあたりに少し深くなっている地形変化があって、そこに魚気があるから攻めてみて」とアドバイスをもらう。なるほど、地上からは分からない地形変化が幾つもあるのか、、、。
言われた通り、そのポイントにルアーが届くように、投げた時の角度を変えるように立ち位置を移動する。時折、高い波が体にぶち当たる。水しぶきをあびた顔が塩辛い。
波が過ぎて次の波が向かってくる間、投げやすいその瞬間に思い切りフルキャストする。すぐにテンションをかけ、フォールでルアーが着底する感覚を待つ。その瞬間、「ゴン!!!」と強いアタリが走った。
サーフで魚を掛ける感覚
瞬時にロッドを上げて一気に合わせる。力強く抵抗する生命感ある引きを感じる。確実に魚だ!!引き波も相まって、すごく重い。ラインに緩みが出たらバレるんじゃないか!?絶対獲りたい。その気持ち一心で、ひたすら巻き続けた。
だいぶ沖でヒットしたので、とにかく重い。しばらくすると魚の暴れるしぶきが見えた。見よう見まねで一気に砂浜まで引き寄せる。
続けて、同じコースでルアーをトレースする。
今度は巻いている途中で「ゴン!」とヒット。先ほどよりは軽い感触。
少しかわいいサイズのヒラメだった。これはすぐにリリース。
そうこうしているうちに、隣のtamachikunはヒラメ3、マゴチ1をゲットしていた。
干潮を過ぎ、時合が終わったのか魚のあたりもなくなった。
時刻は日の入り近くになっていた。
十分すぎる釣果だったので、ここで納竿とした。
サーフの面白さ
サーフゲーム、想像以上に面白かった。
広大な砂浜エリアを1つずつ開拓し、実際に海に立ちこみ、波の高さ向きに合わせ、海底の地形変化を探りながら正解を求めて釣りを組み立てていく感覚、またヒラメやマゴチという魚のアタリや引きもエキサイティングだった。また1つ楽しい釣りを知ってしまい、ハマってしまいそうだ。
<TACKLE DATA>
Angler:TAKA @lifeonthefishing
ROD: aims Black Arrow Unlimited 93ML
REEL: SIMANO STELLA C3000XG