5月下旬。東京湾屈指の人気シーバスプロガイド船”TOKYOBAY FISHING GUIDE SERVICE 「Glory」”へ久しぶりに乗船。世良船長には結構前からボートゲームでお世話になっていて、ルアーメーカーLONGINのテスターや、今年話題のダイワIMZリミットブレイカーの開発にも関わるシーバスを知り尽くしている気鋭のアングラーでもある。連日の雨や風、バチ抜けからベイトパターンへ変わるこの季節。釣果はどうなるか気になっていたが、結果としては大満足の釣果となった。そのレポートをお届けします。
出船直前まさかの爆風
マリーナへの集合は16時、出船17時。この日は満潮近くから下げへ向かうナイトゲーム。
前日までの雨も上がり、朝からゆったりとしたほぼ無風の良い天気だった。今日のメンバーは渓流や海外のサーモン、怪魚までと幅広い釣りを愉しんでいるMAEさんと、毎年マグロを追いかけ、先日は伊豆で50kgオーバーのカジキを獲ったしょうさん。気の知れた釣り仲間との釣行である。
いざ現場に到着すると、なにやら胸騒ぎのする風が吹き始めた。どんどん強くなる風に一抹の不安を抱きながら乗船。世良船長とも久しぶりの再会にテンションは上がるも、不安的中な「先ほどから風10m近くで予定してたポイントは狙えないかも、、、」の一言。
安全第一、船長の的確な判断で確実安全なコースをすぐに再アレンジしてもらい出船となった、、、。
爆風でも爆釣
船を走りだすと、湾内でもなかなかの強風である。
船長はできるだけ風と波のうねりを避けながら船を走らせる。が、どうしても強風での波しぶきは避けられない。あいにく右側に座っていたMAEさんはずぶ濡れとなった笑
このうねりの中で、まともに釣り出来るポイントなどあるのか。。少し走っていくと船長が様子を見だした。そして、「ここでやってみましょう」と船を止めた。
先発でオススメされたのはLONGINのレビン。
東京湾奥エリアでもオカッパリ、船釣りのアングラー共に言わずと知れた人気ルアーで、良く飛びアクションもしやすいシンペンルアーである。
風は強くうねりもあるが、船長の見事な操船でルアーをキャストしやすいように船を良い状態に向けてくれている。
風が強いので思い切りキャストし、ルアーを少し沈めるイメージでロッドワークにて上下小刻みにアクションさせながら巻いていく。ルアーは水中でドッグウォークしている状態だ。
これが今のシーバスに効くと船長は言う。
すぐに、3人のロッドが大きく分曲がった。
こんなに居たの?というくらいにめちゃくちゃシーバスが食ってくる。
船上は大混雑。3人交代交代に釣りあげたシーバスを取り込んでは、またキャストを繰り返していく。
自分は久しぶりのオフショアシーバスゲームに勘が鈍ったのか、しっかりヒットできずに魚をバラしてしまったり、ラインブレイクなどもしてしまった。サイズもランカークラスも混じってヒット。惜しくもバラしてとなってしまったが、それでも無数にヒットするシーバスフィッシングを存分に楽しませてもらった。
このうねりの中、的確なポイントを見出すガイド船は多くないだろう。そこは安定のGlory、流石の一言である。
後半はポイントを移動。
この日はとにかく風が強かったので、安全に釣り出来るところを優先に幾つか回ってもらった。前半程の大爆釣ではなかったが、ポツポツと良いサイズのシーバスをキャッチすることができた。湾内のシーバスはすっかりベイトパターンで、バチに付いているシーバスも発見したがサイズは小さいものが多そうな感じだった。
途中、世良船長が携わっているベイトリール「IMZ」も試投させてもらった。
向かい風でフルキャスト、サミング不要。LONGINのハイスタンダード120Fが気持ちいいくらいにかっ飛んでいく。新時代のリール到来、、、という感じである。昨年エクスセンスDCを新調したばかりだったが、これは欲しくなってしまった。機能面は近頃沢山の情報がリリースされている通りだが、なにより夜に光り輝く佇まいがカッコいい。
時刻は22時過ぎに帰港。あっというまの釣行だった。
釣れるポイントの知識は勿論のこと、東京湾シーバスの生態なども本当に詳しい世良船長。なかなか人気で予約が取りづらいかもしれないが、東京湾でのシーバスのボートゲームをもっと楽しんでみたい、もっと知りたいと考えられているアングラーはぜひ、Gloryにアクセスしてみてほしい。シーバスフィッシングにさらに新しい発見や感動を見つけられると思う。
”TOKYOBAY FISHING GUIDE SERVICE 「Glory」
http://gloryfishing.jp/
<TAKA タックルデータ>
ロッド:ゼニス CURRENT LINE CASTISM CC-74ML
リール:ステラC3000xg