GWも終わり、5月も後半戦。
アングラー達もGWロスを感じつつ、これからの釣行にむけて次の計画に思いを馳せているのではないだろうか。
今回もHANFメンバーともシーバス釣行を共にしているtamachikunから、サーフゲームのレポートが届いたのでご紹介。
湾奥エリアでのシーバスフィッシングだけでなく、ヒラメやマゴチといったフラットフィッシュゲームなども精力的に活動中。近年人気も高まっている釣りだけに注目したい。
まずは渋滞との闘い
23年サーフゲーム始動。毎年は南房エリアが多いのだが、今回は茨城へ遠征。
ゴールデンウイーク初日。茨城エリアに行くことを決めた。
高速渋滞がエグいことを予測し、この日の15:00にあたる満潮の前に現地へ着くように向かう予定だったのだが、予想以上の道路混雑。
渋滞速報ではまったく緩和していないため、思い切って夕マズメ狙いに絞ることにして13:00に都内を出発した。これが見事幸いし、ちょうど15:00には現地へ到着できた。
限られた時間とポイント選び
今回は新規開拓もしてみようと考えていた。
まずは初めてのポイントへ入ってみる。手返し良くキャスティングを繰り返していくと、沖にはテトラ帯があり、海底にも根もあることがわかる。魚の好む流れが起こりやすそうな場所。地形的には干潮の時間帯が良さそうだ。次回にはしっかりやってみようと決断し、思い切って今回はパスして、本命のポイントへ移動した。
今回の本命ポイントへ
時刻は16:30。今日の本命ポイントへイン。
ここも沖にテトラ帯がある。予報通り、風が4メーター近く吹いていた。
キャスティングの後、ラインスラッグ(糸ふけ)を利用しながら、イメージしている良いコースにルアーを通せる様に、水際から海中へ少しずつ立ち込みながら立ち位置を調整していく。
潮の色は南房みたいに黒くて澄み潮。
まずは金属系ルアーで1番信用している「飛び過ぎダニエル30」のグリーンゴールドカラーにてスタート。海中のゴミが多く、毎投のたびにルアーのフックに色々なものが絡みついては戻ってくる。潮の流れが早く、下げがどんどん進んでいるので、ゴミが流れと共に少なくなってくれないかと願いながら辛抱し投げ続けることに。
待望の一尾
ブレイクがしっかりしているポイント。もう少し沖に出ればボトムショルダーを通せるな。さらに前進し「ぶっ飛びスプーン」、「砂丸」、「オフベイト」、「フリッパー」と一通りのルアーローテーションをしていく。
「ダニエル30」のチャートに戻した1投目。
限りなくスローで底をすらないようにルアーをリトリーブしていく。
ルアーがブレイクに当たる直前でゴン!という待望のアタリ。しっかり合わせてキャッチ。興奮と同時に、まずは1尾という安堵感。なかなかのファイターなヒラメだった。
状況に応じたルアーローテーションで連発
風はまだ強く、そのまま金属系ルアーを中心にローテーションしていく。
時刻は17:30過ぎ。「ぶっ飛びスプーン」ゴールドをワンピッチジャークのゆるい版みたいなイメージでアクションさせると、もう1枚追加。
フォールで食うアタリはバレることが少ない。
ラストにきた大物
辺りもすっかり暗くなり、ヒラメの反応が得れなくなってきた。
風も無くなり、ローライトの不気味な時間帯。ここで「ぶっ飛び君ラトルイン」のレッドキャンディカラーを沈みテトラの上を通してみる。
立てたロッドを送り込みながら1メーターくらいテンションフォールを入れる。
すると、ドン!!という強いアタリがきた。
なんだか分からないがめちゃめちゃ引く。テトラの方に向かって突っ込んでいくのをリールゴリ巻きで寄せる。なんとか浅瀬に魚が寄るも、まだまだスタミナがあるのか抵抗が半端ない。しばらく格闘し、浜へずり上げたのは人生初、しかもサーフゲームでの50cm弱のクロソイ。これってランカーサイズですかね??こんなデカく成長するのか??
それにしてもあらためてジャンプライズのツーリミットのバッドの強さと、良く曲がり魚をいなしてくれる性能の良さを痛感した。
すっかり日も落ちだいぶ暗くなってしまったため、もう金属系ルアーで釣るのは難しいと判断、フローティングミノーの「FJバーティス」を投入。
風はほぼ無風になっていた。その数投目、ブレイクの上でコンッ!とバイトらしき反応がある。同じコースをデッドスローで通してくるとゴン!としっかりとしたアタリ。
ラストはソゲをキャッチ。
このとき時刻は18:45。これで今回の茨城サーフゲームチャレンジは納竿となった。
2023年のスタートとしては幸先のいい結果となった。
<tamachikun タックルデータ>
ロッド:ジャンプライズ ツーリミット103マルチ
リール:ダイワ19セルテート4000CXH